north note.

なんてことないミリタリブログ、独断と偏見と趣味と好みとセンスのないチョイスで古いのから現代までの兵器に対し思ったこと調べたことを綴る。

Farquhar Hill rifle

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ファルカーヒルライフルは大英帝国が同国航空隊(当時はRoyal Air ForceではなくRoyal Air Corpsであった)向けにモードレイ・ファルカーとアーサー・ヒルによって設計、開発されたロングリコイル機構を備えた自動小銃である。
ファルカーヒルライフルは1908年5月に最初の試作品のテストが開始されデザインの見直しや機構の改良が施され1918年に現在の形に至った。
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使用弾薬は英国では一般的な.303British弾でマガジン容量は20発であった。
他に65発装填のドラムマガジンが存在するようである。
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しかしこのファルカーヒルライフルは活躍できなかった、理由として発注時期がある。
このライフルは1918年に採用され発注された、活躍するにはあまりにも遅すぎたのだ。
発注された後戦争が終結し大量の注文がキャンセルされたのである。
1918年にライフル.303inchパターン1918として対ドイツ帝国に向け配備される予定だったライフルは戦争終結に伴い調達がキャンセルされ1919年に生産終了となったのである。
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その後1920年代から30年代にかけて軽機関銃とし再設計しビアードモア=ファルカー軽機関銃として再度テストされた。
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ビアードモアWBXXVIの後方機銃として使われたりしたが、最終的に双方とも採用されるに至らなかった。

以下スペックを綴る

Farquhar Hill rifle
(ファルカーヒルライフル)

生産国:大英帝国

製造年:1908~1919年(ファルカーヒルライフル)
1920~1930年(ビアードモア=ファルカー軽機関銃)

作動方式:ロングリコイル又はガス圧利用方式

冷却機構:空冷式

使用弾薬:.303British

発射レート:700(ビアードモア=ファルカー軽機関銃)

全長:不明

銃身長:不明

重量:不明

配備される予定だった国:大英帝国陸軍 大英帝国航空隊

以下雑記

何故航空隊にオートマチックライフル?と思われるかもしれませんが航空機に機銃が搭載されるまで敵機に対して様々な攻撃方法が模索され、その一つがオートマチックライフルでの攻撃だったわけです。
自身が持ってる自衛用のリボルバーでは射程が足りず、それまでのボルトアクションは狭い機内では扱いにくかったのです。
一見纏まって見えるファルカーヒルですが、ボルトロックの解除がトリガーを引くことだったりマガジンのスプリングロックを固定して装弾し装着したら送り込むためにロックを解除しなきゃいかなくて二度手間だったりと、英国の銃器らしい構造を持っています。