FA-MAS Type62
FA-MASタイプ62はフランス軍で使用していたMAS49/56を更新する目的で試作された40あるアサルトライフル群の最終モデルである。
1952~1962年の間に40ものモデルが試作されこのタイプ62は40番目の最終モデルとなっている。
7.62x51NATOを使用するバトルライフルとして設計され様々な部分にFN FALと似通った共通点があった、形はもちろんのこと作動システムや使用弾薬も似ていたのである。
その後もフォールディングストックタイプやブルパップタイプが試作されたが、FA-MASタイプ62は試作止まりであった、理由は軍部が7.62x51NATOよりも当時新しく出現した5.56x45NATOに興味が移った為である。
その後ブルパップで5.56x45NATO使用の後継ライフルが試作され1977年にFA-MAS F1として採用されるに至った。
ちなみにFA-MAS F1の銃剣はFA-MASタイプ62試作時に同時に開発された銃剣が流用されている。
以下スペックを綴る
生産国:フランス共和国
製造年:1962年
作動方式:ガス圧利用方式
冷却機構:空冷式
使用弾薬:7.62x51NATO
発射レート:600
全長:1040mm
銃身長:500mm
重量:4.53kg
配備した国:試作のため無し
以下雑記
FA-MASと一言で言ってしまうと上記のブルパップライフルが有名ですがそこまでたどり着くのに40もの試作が繰り返されていました。
タイプ62の派生としてブルパップ方式が出てきているのでFA-MAS F1はタイプ62の5.56x45NATO版といっても差し支えないでしょう。
ちなみにFA-MASはサン=テティエンヌ造兵廠製アサルトライフルの略なのでサン=テティエンヌが作ればFA-MASという名称になっていたようです。