CB-51/CB-52/CB-57
第二次世界大戦後、再軍備を図っていたスペイン陸軍は新たなアサルトライフルの調達を決定し、銃器設計士ホアキン・デ・ラとカルザダ・バヨ社はStG44をベースとしたCB-57を試作した。
以前もカルザダ・バヨ社はCB-51とCB-52というそれぞれのプロトタイプを設計しており、それらをベースとして設計された。
外見としてはピストルグリップがなくなったStG44のような見た目で弾薬とマガジンの変更がなされた。
オリジナルであるStG44は装弾数30発であったが20発に減少し、使用弾薬も7.92x33クルツの他7.62x51NATOや7.92x40(CB-51とCB-52のみ)、7.92x51を使用し弾薬変更に伴う内部機構の変更などなされたが、ほとんどはStG44のままと言ってもいい代物で、他に違いがあるとすればセレクティブファイア方式でなかったことくらいだろう。
1957年にプロトタイプが完成し、セトメモデルAと競合にかけられたが、結局関心が得られず採用することはなかった。
その後同社が手がけたCB-51含めるプロトタイプはスペイン政府が情報をあまり公開しなかったため、歴史に埋もれた銃となってしまった。
CB-51(7.92x33仕様)
CB-51(7.92x40仕様)
CB-52(7.92x51仕様)
CB-57は画像がなかった。残念。