ロシアの銃器設計者ニコライ・ルカヴィシニコフは1940年代に革新的な短機関銃を試作した、作動方式こそシンプルブローバック方式で何の変哲もないがこの銃は今日UZIの機構の一つとして知られているテレスコピックボルトを世界で初めて搭載した短機関銃なのだ、これによってレシーバー部分の大幅な小型化と軽量化に成功し、コンパクトで持ち運びやすいデザインとなった。
1942年に軍部によりテストを受けたが独ソ戦の真っ最中だったためか生産性が悪いということで採用されず、試作の域を出ることはなかった。現在はサンクトペテルブルクにある砲兵博物館の保管庫でひっそりと余生を過ごしているようだ。