最初の半自動小銃
世界最初の半自動小銃はモンドラゴンという説が通説だったが最近はそれが誤りであるということがわかった、実はデンマークのマドセン M1888が最初の半自動小銃ということが判明した。
M1888は要塞での定点防衛を想定していたが、実際に50挺が生産され送り込まれたのが通常の戦場だった為に構造の複雑さから動作不良が問題視されたという。(初期の半自動小銃の例に漏れず汚れにとても弱かったのだ)
M1888は実銃が残っているものの構造がよくわかっておらず、謎銃の一つである。
その後開発されたのがマドセンM1896でこちらはしっかりとデンマーク軍に採用されたが海軍等への少数配備にとどまっている。コストが高く大量配備には向いていなく、半自動小銃というカテゴリーがまだ軍に理解されてなかったのだ。
史上初の半自動小銃である本銃は輸出も考えられていたようだがコストの問題で結局実現しなかった。
その後これらの銃をベースにマドセンM1902が設計され、各国で50年以上使用される傑作機関銃となった。