north note.

歴史に埋もれた兵器を発掘 更新は1ヶ月に一度を予定してますが扱うものがものなので不定期になることアリ ※ネタがある場合はメールにて教えてくれると幸いです。ostfront1915@gmail.comまでご連絡下さい。

2018-01-01から1年間の記事一覧

Gewehr 41 (M/W)

1940年頃、ドイツ国防軍は歩兵一人あたりの火力を高めるには半自動小銃が必要と感じ、銃器メーカーに対して半自動小銃の制作を依頼した。 制作においての条件は3つあり ・作動方式はガストラップ方式であること ・銃表面にはボルト以外の動作するものがない…

モシン・ナガン M91

モシンナガンは世界的に有名なボルトアクションライフルであるが上記写真のような奇妙なバリエーションが存在する、クラコフと呼ばれる人物が第二次世界大戦前に試作した5発装填できるライフルグレネードである。 射撃の際はリボルバー方式の薬室に5発グレネ…

MP 34

1919年ヴァイマル共和制下のドイツではベルサイユ条約で軍備や武器生産の制限を受けるようになった。そこで1929年にラインメタル社はそれら制限を回避するためスイスのゾロトゥルンにある武器製造会社を買収し秘密裏に新型短機関銃の開発、生産を開始したが…

CB-51/CB-52/CB-57

第二次世界大戦後、再軍備を図っていたスペイン陸軍は新たなアサルトライフルの調達を決定し、銃器設計士ホアキン・デ・ラとカルザダ・バヨ社はStG44をベースとしたCB-57を試作した。 以前もカルザダ・バヨ社はCB-51とCB-52というそれぞれのプロトタイプを設…

Steyr pieper M1908/34

ベルギーのニコラス・ピエパーはコルト・ベスト・ポケットが成功したのを知り、小型拳銃の将来に可能性を感じ.25ACPを使用する独自の小型拳銃の設計に着手した。そして特許を1907年に取得しオーストリアのシュタイアー社で生産されたシュタイアー=ピエパーM…

世界初のセレクティブファイア式オートマチック銃とは?

今日民間用を除けばほとんどの銃はセミオート/フルオートの発射機構切り替え方式(セレクティブファイア方式)を採用している。しかし最初にこの機構を採用したのは一体どの銃なのだろうか? 実際のところ19世紀から研究は進んでいたが過度の弾薬消費の懸念…

最初の半自動小銃

世界最初の半自動小銃はモンドラゴンという説が通説だったが最近はそれが誤りであるということがわかった、実はデンマークのマドセン M1888が最初の半自動小銃ということが判明した。 M1888は要塞での定点防衛を想定していたが、実際に50挺が生産され送り込…

ショーシャ機関銃のバリエーション 後編

前回は試作品から有名なmle1915までを紹介したが今回はその後のバリエーションについて紹介する。 フランスの兵器は欧州へ参戦したアメリカ外征軍へ付与されたがショーシャもその例に漏れずアメリカ軍へと付与された物の一つで、アメリカの.30-06弾を使用で…

ショーシャ機関銃のバリエーション

今日ショーシャ機関銃といえば悪名高い欠陥銃として有名であるが、そんな銃にも色々なバリエーションは存在した。 まずショーシャの試作品に当たるショーシャ=シュターMle1911軽機関銃がある。この機関銃は使用弾薬や作動方式、装弾数はショーシャと同じで…

Zielgerät 1229

1944年にドイツ国防軍は赤外線を用いて夜間の視界を確保する暗視装置の開発に着手した。そこで開発されたのがZielgerät 1229、今日ではヴァンパイアの名で知られている暗視スコープである。 アクティブ方式の為赤外線投射装置を利用し赤外線の光のみを出力す…

Howell Automatic Rifle

1918年銃器設計士のN.ハウエルはSMLE MkIIIの設計を元に半自動小銃にしたバリエーションを試作した。 ハウエルの行った改造はSMLE MkIIIの銃側面にガスチューブを取り付けボルトハンドルが自動で動くよう溝にはめ込みピストルグリップを取り付けるというもの…